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交尾中のオスはメスの体ををカマで素早く連打し、「シャカシャカシャカ」と結構大きな音を立てる。
このオスの行動は、メスに交尾を促して捕食されないようにする効果があるのだと思うが、食べられる時はあっさり食べられてしまう。

ちなみに、コカマキリのオスも交尾中にメスを叩く行動をするらしい。
本来、日本人ならランカマキリより先にコカマキリの方で、この行動を見知っているべきなんだろうなぁと思うとちょっと恥ずかしい。

▲オスを食うなと言う方が無理。



★簡単な交尾のさせ方★―――――――――――――――――――――――――――――――

まず、羽化後1週間以上経って性成熟したとおぼしきペアを揃え、オスが捕食されないようにメスに餌を与えつつ、オスをメスの背にそっと乗せる。

▲この最初のペアを揃える所が1番の難所(笑)。

▲メスに気付いたオスはジワジワと後退し…。

▲見事交尾に成功!

もしオスがメスに怖気づいて逃げ出すようなら、また日を改めて再挑戦する。

▲繋がってる時間は長いほど良い??

▲オスが背中に乗っている間は、メスにはマメに餌を与え続ける。

オスは交尾が終わってもメスの背中にしばらく居続け、その間何度か交尾を繰り返すが、その期間は数時間から数日と個体によってまちまち。

いくらなんでも何日もオスが食べられないように付きっ切りで見張っても居られないので、1回交尾を確認したらさっさとオスを回収しても良いとは思うが、私はできるだけ交尾回数を稼いで欲しいので、メスから離れるかどうかは大抵オス任せにしている。

以前、メスの背中に乗っていたオスに餌や水を与え続けた所、20日以上もメスの上に居続けていた事があった。結局、このオスはメスの背中がオスの食べかすで汚れてきたので無理矢理引き離したが、この事からオスがメスから離れる理由の1つは空腹感によるものだと思われる。